【読書】いい子に育てると犯罪者になります/岡本茂樹
タイトルのインパクトが大きくて、思わず手に取りました。
この著者が亡くなったあとに出された本のようでした。
|
家庭環境に恵まれなかった子が道を踏み外すことは想像できましたが、
まさか「自分は恵まれた環境で育った」と思い込んでいることもあることまでは
考えが及びませんでした。
道を踏み外すまでは誰からみても「いい子」で
もしそのつらさや悲しさを受け止められる大人が周りにいれば
犯罪者にならなかったのかもしれないと思うと、
子育てをしている身としては背筋が伸びます。
ニコニコ笑っている子がみんな幸せなわけではなく、
つらさや悲しさを隠すために笑っている可能性もあると。
私は子どもたちに寄り添えているか振り返ると、
反省しなければいけないところが見つかりました。
完璧な親になることは難しいけれど、
学ぶことや間違ったときは謝ることを怠らないようにします。